「春一番」が一般に広まったのはキャンディーズの「♪春一番」がきっかけ!?
「春一番」が一般に広まったのは
キャンディーズの「♪春一番」がきっかけ!?
きょうは立春、暦の上ではもう春です。
日ごとに暖かくなってくるころとなりましたが、週間天気予想を見ているとまだまだ寒い日がつづきそうです。
そんな中で、春を告げる「春一番」もいつ観測されてもおかしくない時期となりました。
今では「春一番」という気象用語は一般的に知られていますが、調べてみると一般的に広まったのはどうもキャンディーズの「♪春一番」がきっかけとされています。
「春一番」の語源については諸説ありますが、「長崎県壱岐郡郷ノ浦町(現・壱岐市)で安政6年(1859年)2月13日に五島近海での海難で53名が死亡したときに言われた」というのが定説になっています。
気象関係者の間で使われ出したのは、1956年(昭和31)2月7日の日本気象協会の天気図日記からと言われています。
マスコミに取り上げられたのは、1962(昭和37)年の「春一番」からだそうです。
そして、「春一番」が一般に広く知られたのは1976(昭和51)年のキャンディーズのヒット曲「♪春一番」からです。
気象庁に「春一番」の問い合わせが殺到し、気象庁では「春一番」の定義を決め、1951(昭和26)年まで遡って「春一番」を観測した日を特定しました。
「春一番」の平年値を定め、今では「春一番」を発表するようになりました。
キャンディーズのヒット曲「♪春一番」が気象庁を動かしていたなんて驚きですよね。