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【歯磨き粉の元祖】今でも売られているハコベの歯磨き粉

【歯磨き粉の元祖】
今でも売られているハコベの歯磨き粉

 

今では歯磨き粉と言えば、チューブに入った練り歯磨き粉だと思いますが、それが普及したのは明治時代末期から大正時代になってからと言われています。
それ以前は、粉状のものが一般的で、今でも「歯磨き粉」と呼ぶのはその名残です。

今でも粉タイプの歯磨き粉は売られていますよね。


そんな昔の歯磨き粉にしようされていたのがハコベ
ハコベは「はこべら」の名で春の七草の1つとして数えられています。

ハコベは食用や薬用にしたり、柔らかい草質からニワトリや小鳥のえさとしてよく知られており、「ヒヨコグサ」とも呼ばれています。


ハコベの歯磨き粉の作り方は簡単で、

ざく切りにしたハコベをフードプロセッサーなどでみじん切りにします。
それを濾したものに塩を加えて、水分が飛ぶまで弱火で煮炒めれば完成します。

味は塩なので、かなりしょっぱいですが、さわやかなハコベの風味がするそうです。
 

ハコベの粉末に適量の塩を混ぜたものを「ハコベ塩」と呼び、これを指に付けて、歯茎をマッサージすることにより、歯茎からの出血、歯槽膿漏の予防に用いられてきました。

江戸時代には既に使われていた葉緑素入りのハコベ塩はまさしく『歯磨き粉の元祖』ともいえるものです。

 

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