秋雨前線が停滞すると東日本で降雨量が多くなる理由とは
秋雨前線が停滞すると降雨量が多くなるのは東日本
梅雨前線と秋雨前線。
どちらも雨を降らせる前線ですが、その降雨地域には少し違いがあります。
大きく分けると、梅雨前線は西日本に多くの雨を降らせ、秋雨前線では東日本の降雨量がふえます。
実際に、東京・大阪・福岡の6月~10月の降水量の平年値を見ても、大阪・福岡は6月~7月、逆に東京は、梅雨シーズンより秋雨シーズンの方が降水量が多いのです。
夏が終わり、太平洋高気圧が弱まり列島から離れてしまうと、湿った空気が関東方面など東日本に流れ込みやすくなるのが理由とされています。
また台風シーズンで、台風が弱まった太平洋高気圧のへりで発生すると、ますます湿った空気が流れ込みやすくなるのです。