しょうゆ(醤油)が家庭用冷蔵庫では凍らない理由とは
しょうゆ(醤油)が家庭用冷蔵庫では凍らない理由とは
サイダー、オレンジジュース、しょうゆを凍らせようとした場合、一番凍りにくいのはしょうゆです。
水は0℃を切って氷点下になると、凍り始めます。
液体が固まって固化する温度のことを「氷点」と言います。
ところが、その水の中にほかの物質が入っていると、その「氷点」が水の時に比べて下がるため凍りにくくなります。
しょうゆが家庭の冷凍庫で凍らないのは、「氷点」がかなり低いからです。
「しょうゆ」は、7割が水分ですが、その他にアミノ酸、ブドウ糖、乳酸、食塩などの多くの成分がおよそ30%溶けているために、水や食塩水よりも凍りにくくなっています。
しょうゆメーカーで「こいくちしょうゆ」を2日間にわたって凍らせる実験をした結果、マイナス20℃では全く凍らず、マイナス40℃くらいまではシャーベット状で、マイナス60℃でようやく凍った状態になったそうです。
家庭の冷凍庫ではマイナス18℃くらいにしかならないそうで、そのためしょうゆは凍らないのです。